戦後の経済成長
日本はより大きい被害を近隣諸国に与えたことを考えると、日本が受けた損失について多くをのべる気持ちはありません。
・・・これ以上、第ニ次大戦前の日本経済について語ることはやめます。
いずれにしても、一面において成功すると同時に、他面において結果的には破滅をもたらした経済運営であったということは、今日の開発途上国にとっても、あるいは先進工業国にとっても、いろいろな意味で教訓になりうることを指摘しておきたいと思います。
日本自身も第ニ次大戦後、その反省をきびしく行なっているのですが、時として、今日でも「戦前の顔がのぞく」といわれることがあります。
・・・つねに謙虚な反省が必要で、それがあってこそ国際社会での信頼が高まるでしょう。
さて、話を進めます。
第ニ次大戦後、日本経済は再びゼロから出発することになりました。
敗戦直後、日本を訪れたマッカーサー元帥の随行者のなかにいたジャーナリストのマーク・ゲイン氏は、のちに回想録を書いています。